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列車の車輪が空回り 原因は雨、落ち葉…ヤスデ? JR九州・日豊線

 2021/12/03 08:39
JR日豊線の国分-霧島神宮駅間の線路=2日、霧島市霧島大窪
JR日豊線の国分-霧島神宮駅間の線路=2日、霧島市霧島大窪
 1日夜から2日午前にかけ、JR日豊線の霧島市内の区間で列車の車輪が空転し、停止する事態が3件起きた。JR九州によると、雨や落ち葉、虫などが主な原因で、11、12月に上り勾配で多発する。同社は「自然現象のため、発生を予測しづらい」と対応に苦慮している。

 同市の霧島神宮-北永野田では2日午前6時5分すぎ、上り回送列車の車輪が空転。同9時ごろは国分-霧島神宮で、鹿児島中央発宮崎行きの特急きりしま4号で同様に車輪が空回りした。後続便に運休や遅れが相次ぎ、計約1500人に影響が出た。

 霧島神宮駅から乗車予定だった同市霧島永水の無職女性(53)は「切符を買って1時間ほど待っていたが、運休になった。家族に迎えに来てもらう」と肩を落とした。

 同社によると、両区間とも上り勾配。原因はいずれも朝露や落ち葉の可能性が高いという。停車後、レールに滑り止めの砂をまくなどの応急処置をして運転を再開した。

 日豊線ではこのほか、1日午後8時ごろと11月21日午後5時10分ごろにも空転が発生。指宿枕崎線では2010年、大量発生したヤスデを踏んで車輪が空回りし停車した。

 同社は空転に備え、見回りやレール磨き、線路沿いの植物の伐採、線路内の清掃に力を入れる。鹿児島支社は「列車の遅延や運休で迷惑をおかけしている。今後も安全・安定輸送の確保に努めたい」としている。
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