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農家を助けろ 実用型ピーマン収穫ロボ、出動

 2022/04/30 14:36
ピーマンを収穫するロボット=28日、宮崎県新富町
ピーマンを収穫するロボット=28日、宮崎県新富町
 農業用ロボットの開発を手がける「AGRIST(アグリスト)」(宮崎県新富町)は28日、実用型ピーマン収穫ロボットを公開した。今後収穫時期の見極めなどの精度を上げて、秋以降の本格導入を目指す。

 同町にある同社のAI農場で実演した。ロボットは高さ約120センチ、幅約30センチで重さは約18キロ。バッテリーで約3時間稼働する。これまでの実証型ロボットに、ピーマンの大きさを判別して収穫する新たな機能が加わった。農業用ハウス内に巡らせたワイヤを伝って移動する。

 同社によると、労力の軽減より、収穫量の増加を目的とする。収穫期に人力では取り切れなかった分をロボットで補うという視点だ。同社の試算では、10アールのハウスで年間13トン収穫し、30万円の利益がある場合、ロボット導入後は収量は15.6トン、利益は80万円に増えるとする。

 導入は3年間レンタルで150万円。ほかに売り上げに応じた費用が必要となる。包括連携協定を結んでいる東串良町でもデモンストレーションを検討している。