鹿児島の経済ニュース

コロナ禍、20年3月から全便運休 鹿児島空港発着の国際線 今後は? 出国客増目指し需要調査へ 県など推進協

 2022/05/18 10:05
鹿児島空港国際化促進協議会の総会であいさつする会長の塩田康一知事=鹿児島市
鹿児島空港国際化促進協議会の総会であいさつする会長の塩田康一知事=鹿児島市
 鹿児島県や経済団体などでつくる鹿児島空港国際化促進協議会(会長・塩田康一知事)は本年度、県民の海外旅行需要の調査に乗り出す。同空港の国際線を利用して海外に向かう人を増やす対策に生かす。17日、鹿児島市のホテルであった総会で決めた。

 事務局の県交通政策課によると、国際線利用者の8割は訪日客で、2割にとどまる出国客の増加をいかに図るかが課題となっている。調査では、安心して海外旅行に出掛ける上で必要な情報などを把握する方針。実施時期も含め、詳細は今後詰める。

 鹿児島空港の国際線は現在、ソウル、上海、台北、香港の4定期路線。新型コロナウイルス禍の影響で20年3月上旬から全便運休し、21年の利用実績は開港以来初のゼロとなった。20年に予定されたハノイ(ベトナム)線就航は延期が続いている。

 総会では、運休中の路線復旧やハノイ線就航への支援の継続も確認した。塩田知事は「既存路線の早期復旧と新規路線の拡充を進める。ハノイ線は1、2年で開設できれば」と意欲を示した。台北線を運航するチャイナエアラインの山田満智子・鹿児島営業所長は「手厚い支援がありがたい。遠くない時期に再開したい」と話した。