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甘み引き出す「40日間冷蔵熟成」。これからは「冷たい」もおすすめの焼き芋自販機

 2022/05/25 11:30
「温」「冷」の焼き芋が売られている自販機=鹿児島市千日町のG3アーケード
「温」「冷」の焼き芋が売られている自販機=鹿児島市千日町のG3アーケード
 40日間冷蔵熟成させ、芋本来の甘みを引き出した焼き芋(1缶500円・190グラム)は切った瞬間に蜜があふれ、ハチミツをかけたかのよう。設置は武1丁目と伊佐市に続いて県内3カ所目。4月9日に全面オープンしたセンテラス天文館のすぐ近くにあり、開業効果も相まって売れ行きは好調だ。

 延岡市、日向市の障害者就労支援事業所が、芋の栽培から加工まで一貫で生産する。障害者雇用に高い付加価値を、と同市の「農福産業」が始めた取り組みだ。保存料、着色料を用いず1年間の長期保存を可能にした独自の製法は、特許を取得している。

 趣旨に賛同した鹿児島市城山1丁目のイッシン・フーズ・サプライの河野真也代表が、全国展開するプロジェクトの鹿児島県内分を担う。河野代表は「県内でも売り上げを伸ばすことで、障害者の賃金向上につながれば」と期待する。

 自販機では温かい焼き芋だけでなく「冷たい焼き芋」も楽しめ、これからの季節は「ひえひえ」がおすすめだ。河野代表は「自販機での販売で認知度を高め、いずれは鹿児島で生産拠点を持ちたい」と話した。

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