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JR九州が在来線の車掌廃止を検討 鹿児島、熊本、長崎の3県 秋のダイヤ改正から

 2022/06/24 10:40
 JR九州は、鹿児島、熊本、長崎の各支社管内の在来線で車掌を廃止し、運転士のみのワンマン運転とする検討を始めた。経営効率化の一環。西九州新幹線の開業に合わせてダイヤを改正する9月23日から実施したい考えで、6月上旬に労働組合側へ意向を伝えた。

 同社によると、鹿児島支社管内では現在、全区間で2両以下の編成時は原則ワンマン運転を導入。鹿児島乗務センターに所属する車掌は約40人で、朝や夕方など混雑する時間帯の編成数が多い車両に乗務している。同社広報部は「これまでも安全対策とセットで、ワンマン運転を推進してきた。打診はしたが、まだ決定したことはない」と説明している。

 JR九州は2022年3月期の連結決算で、鉄道事業は220億円の営業赤字を計上した。鉄道利用は新型コロナウイルス禍前の水準には戻らないと判断し、今年3月からは駅の無人化や窓口業務の縮小といった効率化を実施した。

 9月に予定するダイヤ改正では福岡と北九州地域を中心に、朝夕・夜間の本数削減や終電の繰り上げなど在来線の運行を大幅に見直す。