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京セラ国分が工場増設 150億円投資、24年5月から操業 電子部品の製造拡大、50人を新規雇用へ 霧島市と立地協定

 2022/08/17 21:03
京セラ鹿児島国分工場に増設する新工場の完成予想図(同社提供)
京セラ鹿児島国分工場に増設する新工場の完成予想図(同社提供)
 京セラ(京都市、谷本秀夫社長)は17日、鹿児島国分工場(霧島市国分)に、新たに工場1棟を建設する立地協定を霧島市と結んだ。電子部品「積層セラミックコンデンサー(MLCC)」を製造する。約150億円を投資し、2023年2月着工予定。24年5月から順次操業する。

 新工場は人工知能(AI)などを取り入れたスマートファクトリー。通信端末や半導体関連機器の小型化・高機能化が進む中、ほぼ全ての電子機器に使われるMLCCの製造拡大に取り組む。

 国分工場敷地内の研究棟「ものづくり研究所」を9月から解体し、跡地に整備する。隣接する工場に接続する形で鉄骨6階建て、延べ床面積3万7559平方メートルを建設する。50人を新規雇用し、初年度約100億円、次年度以降約200億円の生産を見込む。

 同日、市役所で調印式があり、塩田康一知事も立ち会った。作島史朗執行役員(55)は「霧島から世界に向けて最新技術を供給し、地元経済の活性化と雇用拡大につながれば」とあいさつ。MLCCに対する市場の要求が強いことから「今回の新工場にとどまらず、さらに国分で増設していきたい」と話した。

 国分工場は1972年操業で、同社国内最大規模の製造拠点。敷地面積は39万2850平方メートルで、従業員は5169人。

 京セラは鹿児島川内工場(薩摩川内市高城町)でも、625億円を投資して半導体部品を製造する新工場を建設している。