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南国交通 鹿児島市内の路線バス平日減便、来年3月末まで延長 人手不足解消されず

 2022/09/23 08:30
南国交通の路線バス
南国交通の路線バス
 南国交通は運転手不足を理由に5月9日から続ける鹿児島市内の路線バス減便について、当初の9月末終了予定を来年3月末まで延長する。不足する状況が解消されないため。

 市交通局が移譲した吉野、明和、清水・常盤の3路線23便を含め、平日に1日当たり83便の運休を続ける。朝の通勤時間帯は通常ダイヤを維持し、昼以降を中心に減らす。

 同社鹿児島営業所では4月以降5人を採用したが、退職者数が上回った。運転手数は16日時点で138人と、必要人数163人の約85%にとどまる。同社は「引き続き要員の確保に努める。ご理解をいただきたい」としている。

 市交通局は22日の市議会産業観光企業委員会で延長を報告。移譲した路線が含まれることに、水之浦達也次長は「(運休は)自己都合によるもので利用者は納得できない面があり遺憾」としつつ、「公共交通事業者の責務を十分に理解した上での経営判断でもあり、やむを得ない」と述べた。

 市は2020年4月の移譲を前に「(運行経路や便数は)原則3年間維持」する基本協定を結んでいる。