鹿児島の経済ニュース

鹿児島県内景況4カ月ぶり判断引き上げ コロナ第7波ピークアウト 消費、観光持ち直す

 2022/10/02 12:32
 鹿児島銀行と九州経済研究所(KER)は9月30日、最近の県内景況を発表し、消費や観光関連が緩やかに持ち直しているとして4カ月ぶりに判断を引き上げた。新型コロナウイルス第7波のピークアウトにより、社会経済活動の再開の動きが本格化しつつあり、回復傾向が続いている。

 個人消費関連は、7月の百貨店・スーパー販売額、専門量販店販売額共に前年を上回った。乗用車の新車登録台数、軽自動車届出台数は、8月も前年割れが続いた。

 観光関連は、各地区で主要ホテル・旅館の宿泊客数が好調に推移。8月は行動制限のない夏休みだったことや県民割効果もあり、鹿児島や霧島地区では前年からほぼ倍増し、コロナ前の水準に近づいた。

 畜産関連は8月のブロイラー相場で胸肉が31カ月連続の前年超え。投資関連では、8月の公共工事件数、7月の民間建築工事着工棟数が前年を下回り、やや弱含みとなっている。

 KERは「海外情勢や円安の大きな影響は表れていない。10月以降も値上げが続き、最低賃金の引き上げもあるので注視したい」とした。