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老舗魚屋×新進の切絵師がコラボ、アートな包装紙が「斬新」と話題

 2022/10/02 20:45
切り絵師の青木文明さんの技が光る新しい包装紙の原画=いちき串木野市の赤崎水産
切り絵師の青木文明さんの技が光る新しい包装紙の原画=いちき串木野市の赤崎水産
 鹿児島県いちき串木野市の鮮魚店「赤崎水産」は、創業約60年で初めて包装紙をリニューアルした。市内を中心に活動する切り絵師の青木文明さん(38)がデザインを担当。いちき串木野の老舗と新進作家のコラボは、常連客から好評となっている。

 赤崎水産は鮮魚やつけあげを取り扱い、地域で長年愛されてきた。一方、青木さんは約10年前から創作を始め、結婚式のウエルカムボードや命名書などを請け負うなど活躍の幅を広げている。

 同店2代目の赤崎浩志さん(56)が市内で青木さんの作品を見て、一目ぼれ。取引してきた印刷業者が高齢で廃業することもあり、青木さんに制作を頼んだ。

 新しい包装紙は、従来と同じ白と緑でなじみある雰囲気を残す。マグロやタコの絵と社名は、青木さん独特のデザインと繊細な切り絵で表現した。9月中旬に使い始めて以降、来店客からは「変わったね」「斬新でいい」と評判だという。

 青木さんは同店のしめさばが好きで、何度も訪れていた客の一人。常連さんと知った赤崎さんは「まさかと驚いた。最高にかっこいいものを考えてもらい、うれしい」と感謝。青木さんは「打ち合わせで浮かんだものが、イメージ通りに仕上がった。納得のでき」と笑顔で話した。