(詳報)鳥インフル4例目疑い 出水の養鶏場、1~3例目から半径3キロ内 県が自衛隊派遣要請を調整
2022/12/02 08:15

殺処分のため3例目の発生農場へ向かうバスに乗り込む県職員ら=1日午後8時ごろ、出水市高尾野体育館前
疑い例が出た養鶏場は1~3例目の発生農場から半径3キロ内にある。同日午前、系列農協を通して「死ぬ鶏が増え、まとまって死んでいる」と通報があった。県北薩家畜保健衛生所が13羽を簡易検査し、11羽でA型インフルエンザ陽性を確認した。
県が11月25日に実施した2例目の周辺農場への立ち入り検査で、今回疑い例が出た養鶏場は目視の確認で異常がなく、過去の感染歴やウイルスの有無を調べる検査は陰性だった。
PCR検査が陽性で高病原性の疑いがあれば、飼われている12万羽は全て殺処分される。結果は2日朝にも判明する見込み。
半径3キロ内は移動制限区域となり、鶏や卵の持ち出しができなくなる。同3~10キロ内には搬出制限がかかり、域外出荷が規制される。1~4例目を合わせ、移動制限は39農場(131万1000羽)、搬出制限は61農場(326万1000羽)。
同市では現在、3例目の防疫措置が続いており、県や周辺自治体、JAの職員と自衛隊員が作業に当たっている。1日午後5時までに全体の73%にあたる34万1000羽が処分された。
同日夕の対策本部会議では、3例目に続き自衛隊派遣要請に向けて調整していることが報告された。塩田康一知事は防疫措置に当たる職員らをねぎらい、「鶏舎に穴や破れなどの小動物の侵入経路がないか、再度点検してほしい」と防疫の徹底を呼びかけた。
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