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2040年のまちの姿、どうあるべき? 「人材が不足」「オンリーワンの特徴を」…市民目線で課題解決探る いちき串木野市が「考える会」

 2022/12/03 15:24
いちき串木野市の2040年について自由に意見を交わすメンバー=同市役所
いちき串木野市の2040年について自由に意見を交わすメンバー=同市役所
 鹿児島県いちき串木野市は本年度から、2040年の市の姿について市民が意見を交わし、課題解決策を考える取り組みを進めている。行政と市民が“二人三脚”で将来の問題に向き合い、まとめる案に期待が高まる。

 将来を見据えた市政に、市民の声を生かす目的で設置した「2040年のまちを考える会」。公募を含む市在住の20~60代の委員16人で構成する。会社経営や農漁業、福祉など職業は幅広く、学生、子育て中など生活環境も多様だ。

 6月に始まり1~2カ月に1度、平日夜に市役所で会を開く。委員は「雇用・産業」「子育て・出産・教育」「高齢者・医療・健康・福祉」「地域・移住・定住」の4グループに分かれ、約20年後を想定した市の課題とその要因、解決策を話し合う。

 11月までに4回開催。委員から「人材不足で事業や技術の承継ができない」「高齢で車が運転できないと通院や買い物が不便」「地域行事が続かなくなってきた」などの指摘があった。一方で「地域の結束力が魅力」「オンリーワンの特徴が欲しい」といった意見も出た。

 今後、改善に向けた具体的な事業案を練る。関連する課の職員も加わり、実現可能性を探る。来年4月、まとまった案を市長に提言する予定。

 鹿児島大学法文学部3年浜田笑瑠さんは、経済状況や地理的条件による教育格差を是正したいと参加する。「回を重ねるごとに将来が楽しみになる。これから進学する子どもたちの選択肢が増えてほしい」と期待した。