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全国で湯たんぽ品薄、あったか靴下はすぐ売り切れに…「電気を使わず暖取れる」商品に熱いまなざし

 2023/01/31 11:00
湯たんぽが並ぶ売り場=27日、鹿児島市呉服町のキク薬舗いづろ店
湯たんぽが並ぶ売り場=27日、鹿児島市呉服町のキク薬舗いづろ店
 真冬の寒さが増す中、値上がりが続く電気料金を抑えようと、鹿児島県内でも湯たんぽや断熱シートなどの売れ行きが伸びている。店舗によっては一部品薄となっている。

 鹿児島市の主婦中野ゆきさん(72)は県本土全域が積雪して一夜明けた26日、湯たんぽを求めて市内の店を見て回った。「エアコンをつけるのは朝だけにしているのに、1月の電気代は前月より2000円ほど高かった。あまりにも寒くなったので、電気を使わずに温まりたい」

 同市のキク薬舗いづろ店では、湯たんぽの販売が前年比2割増。600~千円程度の商品を取りそろえ、一人で家族分の3、4個をまとめ買いする人もいた。

 店員の新保めぐみさん(58)は「お湯を入れるタイプは店頭に並んでいる分で最後。全国で数が足りず、仕入れも難しそう」と話す。

 ハンズ鹿児島店(同市)はブランケットやカイロといった保温商品の売り場を展開。永手和気グループマネジャー(48)は「一部はすでに品切れ。燃料費高騰の影響もあるのでは」とみる。マグネットを使って保温力をアップした靴下が人気で、入荷のたびに売り切れるという。

 同市のホームセンター、ハンズマン宇宿店では昨年12月ごろから、窓に貼って冷気を防ぐ断熱シートを買い求める客が多い。船津二郎店長(59)は「前シーズンより売れ行きがいい。節電意識が影響しているのではないか」と分析する。

 九州電力が試算する標準家庭1カ月当たりの電気料金は2022年1月の6851円から、23年1月は7276円に上昇。政府は家庭向けの電気料金を使用量1キロワット時当たり7円引き下げる総合経済対策を打ち出している。