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鹿屋市串良の鳥インフルエンザ 肉用種鶏2万7000羽殺処分、防疫措置が完了 周辺農場では異常なし

 2023/02/05 07:01
鶏舎周辺の消毒作業に当たる職員ら=4日、鹿屋市串良(県畜産課提供)
鶏舎周辺の消毒作業に当たる職員ら=4日、鹿屋市串良(県畜産課提供)
 鹿児島県は4日、鹿屋市串良の養鶏場で発生した鳥インフルエンザについて、飼われていた肉用種鶏2万7000羽の殺処分を午前2時に終えたと発表した。農場を清掃・消毒する防疫措置も同日完了した。

 県は発生農場周辺にある9農場に対し、3日に立ち入り検査を実施。目視の検査では異常がなかった。鶏から採取した検体で過去の感染歴と現在のウイルスの有無も調べている。結果が分かるまで5日ほどかかる見通し。

 今回の発生は県内養鶏場で今シーズン13例目。殺処分の結果、羽数は事前に見込んでいた2万4000羽より多かった。県内の殺処分羽数は計137万羽になった。