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毎月第2~4土曜日は「リフレッシュサタデー」 公共工事の現場を一斉閉所 鹿児島県、建設業の働き方改革

 2023/03/28 15:27
 鹿児島県は27日、2023年度の毎月第2~4土曜日に公共工事の現場を一斉に閉所する「リフレッシュサタデー」を実施すると発表した。建設業の働き方改革の一環で3年目となる。休日の取りやすい環境づくりが狙い。

 工事受注者は実施日、現場の管理上必要な作業や緊急を要する工事を除き、工事や測量、事務作業を行わない。国や県、43市町村、県道路公社などが発注する県内の公共工事が対象となる。初年度は第4土曜日のみ、2年目は第2、4土曜日と段階的に拡大してきた。

 県技術管理室によると、建設業は若手技術者の入職が年々減少するなど担い手の確保・育成が課題。24年4月から、原則月45時間、年360時間の残業時間の上限規制(罰則付き)が導入されることもあり、長時間労働の是正や処遇改善の促進が求められているという。