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赤い車体は見納め…鉄道ファン、観光列車いさぶろう・しんぺい号との別れ惜しむ 19日、鹿児島県内ラストラン

 2023/09/18 18:03
観光列車「いさぶろう・しんぺい」号と記念撮影する鉄道ファン=18日、鹿児島市上荒田町の鹿児島車両センター
観光列車「いさぶろう・しんぺい」号と記念撮影する鉄道ファン=18日、鹿児島市上荒田町の鹿児島車両センター
 JR肥薩線を走っていた観光列車「いさぶろう・しんぺい」号の見学会が18日、鹿児島市の鹿児島車両センターであった。今後、別の観光列車として改装されるため、特徴的な赤い車体が見られるのは最後。鉄道ファンら約20人が別れを惜しんだ。

 同号は、国鉄時代に製造されたキハ47型で、鋼鉄製の重厚感あるたたずまいが人気。2004年から20年7月の熊本豪雨による運休前まで肥薩線人吉-吉松間を走った。来月改装が始まり、24年運行予定の博多-由布院・別府の新しい観光列車に生まれ変わる。

 同号に乗ったことがあるという池田小5年の北薗諭君は、運転台に座るなどして記念撮影。「最後の姿を見ることができてうれしい。新しい観光列車にも乗ってみたい」と話した。19日午前9時16分発の鹿児島中央-大分が鹿児島県内ラストランとなる。