時計 2021/03/24 20:00

新型コロナで急逝1年…「我が師・志村けん」出版 元付き人・乾き亭げそ太郎さんがつづる師弟時代

志村けんさんとの思い出を本にした乾き亭げそ太郎=鹿児島市
志村けんさんとの思い出を本にした乾き亭げそ太郎=鹿児島市
 鹿児島テレビ放送(KTS)所属のタレント・乾き亭げそ太郎(50)が、新型コロナウイルスによる肺炎で昨年3月29日に亡くなったタレント志村けんさんについてつづった「我が師・志村けん」(集英社インターナショナル・1760円)を出版した。「自分にできるのは、志村さんに教えてもらった仕事への誇りや努力を仕事で見せることだと思って書いた」と話している。

 中学生の頃からテレビで見る志村さんに憧れ、23歳の時に事務所をアポ無し訪問したげそ太郎。運転手兼付き人を7年間務め、「志村けんのバカ殿様」では家来役として登場したこともある。2011年に帰郷し地元テレビなどで活躍。南日本新聞では昨年4月から毎月第4日曜日に「乾き亭げそ太郎の芸人道 鹿児島お笑い物語」を連載している。

 著書では、東京の喫茶店で志村さんと初めて対面する場面から志村さんが亡くなった後まで約27年間のエピソードを弟子の視点でつづった。「弟子時代は厳しいとしか感じられなかったが、志村さんが実は優しさにあふれ弟子を大切に育ててくれたことに書きながら気が付いた」と語る。

 急逝から1年。「『志村さんなら絶対に手を抜かないだろう』というふうに常に師匠を意識している。まだずっと付き人をしているみたい」としみじみ。「志村さんが本を読んだら『バカヤロー』と怒鳴られるか『ふふん』と鼻で笑われるか。褒めてはくれないだろうな」と苦笑いした。