リュウグウノツカイ2匹、港に漂着 体長3.7と2.6メートル 鹿児島・垂水

 2021/02/09 09:00
消波ブロックに打ち上がり、青白く光り輝くリュウグウノツカイ。=7日朝、垂水市の垂水港(鳥越恵介さん撮影)
消波ブロックに打ち上がり、青白く光り輝くリュウグウノツカイ。=7日朝、垂水市の垂水港(鳥越恵介さん撮影)
 垂水市潮彩町の垂水港で7日朝、深海魚のリュウグウノツカイ2匹が打ち上げられているのが見つかった。かごしま水族館(鹿児島市)によると、2匹同時の漂着は珍しい。

 水深200~1000メートルにすむとされ、同館の佐々木章館長は「理由は分からないが、寒い時期に打ち上げられる事例がある」と話す。2匹は体長3.7メートルと2.6メートル。垂水市漁協で死骸を冷凍保管している。今後、鹿児島大に寄贈する。

 消波ブロックの上で1匹を見つけた鹿屋市串良町有里、会社員鳥越恵介さん(28)は「本当にびっくりした。生きている時は光ってきれいだった」と話した。