2021/04/02 16:35

赤﨑勇氏が死去 青色LED生みの親 ノーベル物理学賞 92歳 南九州市出身

赤﨑勇氏
赤﨑勇氏
 高輝度の青色発光ダイオード(LED)を開発し、2014年のノーベル物理学賞を受賞した赤﨑勇・名城大終身教授が1日午前、名古屋市の病院で肺炎のため死去した。92歳。南九州市知覧生まれ。

 鹿児島市の大龍小から旧制鹿児島二中(現甲南高)、旧制七高(現鹿児島大)を経て京都大理学部卒。名古屋大助教授、松下電器産業(現パナソニック)東京研究所などを経て1981年から名古屋大工学部教授。92年から同大名誉教授、名城大教授。

 同産業研究員だった73年、青色LEDの半導体素材として窒化ガリウムに着目。結晶化が難しく多くの研究者は見放したが、頑丈で安定している「素性のよさ」を重視した。教え子でノーベル賞を共同受賞した天野浩・名古屋大教授と研究を続け、89年に高輝度の青色LEDを世界で初めて発表。実用化への道を開いた。

 2002年に勲三等旭日中綬章。11年に文化勲章、南日本文化賞特別賞。15年には県民栄誉表彰、南九州市名誉市民称号、鹿児島市民栄誉賞を受けた。
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