2021/05/11 20:00

一から手作り 四輪バギーで街の注目集める80歳 排気量50㏄、最高時速25キロ

自作の四輪バギーで街の注目を集める棚崎勇さん=伊佐市大口鳥巣
自作の四輪バギーで街の注目を集める棚崎勇さん=伊佐市大口鳥巣
 伊佐市大口鳥巣の棚崎勇さん(80)が、四輪バギーを手作りした。車いじりの趣味が高じて、一から自分の手で組み立てて手に入れた“相棒”。街を走り、注目を集める。

 日置市の知人が趣味で組み立てている姿に刺激され、2020年秋ごろから着手。輸入部品を扱う鹿児島市内の店で資材を調達し、知人の協力をもらいながら、約4カ月かけて完成した。制作費は約40万円。排気量は50cc。ギアはローとハイの2段階で、速度は最大で時速25キロほど出る。シフトレバーは握りやすいようにゴルフボールを取り付けた。

 市役所でナンバーを登録、近くのスーパーなどに出掛ける。駐車場で話し掛けられることもしばしば。スマートフォンのカメラを向けられることもある。

 県外のゼネコンに長く勤め、40を超える資格を持つ。乗用車の整備は自ら行う。「農機具の調子が思わしくない」と近所の人から相談を受けることもあるという。

 バギーの組み立てに熱中して食事の時間を忘れるほど。妻のミネ子さん(77)は「80歳にもなって子どもみたい」と温かく見守る。勇さんは「趣味があると長生きできる。安全運転で楽しみたい」と笑顔を見せる。
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