2021/05/14 23:00

体調変化2回目後に多い傾向 新型コロナワクチン 鹿児島市内の医療機関、接種済み職員の経過観察集計 院長「免疫による反応か」

資料写真・新型コロナワクチン
資料写真・新型コロナワクチン
 高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種が鹿児島県内で本格化しつつある。気になるのは接種部位の痛みや発熱といった体調の変化だ。接種を終えた鹿児島市内の医療機関の院長(62)は、2回目の接種後に副反応が出やすいとし「ほとんどは数日で軽減するが、高齢者の家族ら周囲の人は慎重に健康観察を」と呼び掛けている。

 同病院内では、アレルギー反応によって1回目で注射を取りやめた1人を含む職員50人の接種を4月末までに終えた。院長によると、1回目の接種では、注射部位の痛み以外で出現率10%を超えた症状は、筋肉痛が24%(12人)、疲労・けん怠感と頭痛がそれぞれ18%(9人)だった。

 一方、49人が受けた2回目では、筋肉痛32.7%(16人)、疲労・けん怠感が55.1%(27人)、頭痛が38.8%(12人)と増加。1回目には出現しなかった症状では、発熱が42.9%(21人)、関節痛が28.6%(14人)と急増した。

 2回目で体調の変化が多く報告されたことについて、院長は「1回目の接種を経て、体内に免疫ができたことによる反応と推測される」と説明。ほとんどは接種当日の夜間から翌日にかけて出現していたが、接種2日後には軽減したケースがほとんどだったという。

 接種にあたって気をつける点について、院長は「ごく一部ではあるが、接種から1週間ほどたって体調の変化を訴えた職員もいた。接種を受ける高齢者の施設従業員や家族は、接種から1週間程度は健康観察を行うなど、体調の変化に気付けるようにしてほしい」と求めた。
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