2021/07/07 11:50

ワクチン接種前に買いだめ? 品薄続く解熱鎮痛薬 新型コロナ

解熱鎮痛薬として使われる市販のタイレノール(右)とロキソプロフェン
解熱鎮痛薬として使われる市販のタイレノール(右)とロキソプロフェン
 鹿児島県内の薬局やドラッグストアで、アセトアミノフェンを成分とする市販の解熱鎮痛薬が品薄となっている。新型コロナウイルスワクチン接種の対象者が発熱などの副反応を懸念し、接種前後に買い求めているとみられる。専門家は「ほかの薬も使える。慌てず薬剤師や医師に相談を」と呼び掛けている。

 アセトアミノフェンは処方薬「カロナール」や市販薬「タイレノール」などで知られ、子どもも服用でき、胃腸障害を起こしにくいとされている。

 鹿児島市の新生堂薬局本店では、同鎮痛薬の売り上げが、5月の一般高齢者のワクチン接種本格化とともに急増。6月には前月の3倍となり一部商品の欠品が続く。担当者は「テレビなどで取り上げる機会が増えたのも要因では」と話す。県内41店を展開するドラッグイレブン(本社福岡県)でも6月上旬以後、品薄状態だという。

 厚生労働省は6月、新型コロナワクチン特設サイトに「アセトアミノフェン以外にも非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン)も使用できる」と記した。

 県薬事情報センターの井上彰夫さんは「発熱時などには、用法用量を守れば非ステロイド性抗炎症剤も安心して服用できる」と説明。ただ、飲み合わせなど注意が必要で「持病があり不安がある人は、医師や薬剤師に相談してほしい」と話した。