2021/07/19 08:00

肉用牛・豚・ブロイラー 日本一 鹿児島の畜産産出額 全国の1割に 九州農業2021年版

鹿児島県産の肉用牛(資料写真)
鹿児島県産の肉用牛(資料写真)
 九州農政局は、九州の農業情勢をまとめた2021年版「見たい! 知りたい! 九州農業」を公表した。19年の九州全体の畜産産出額は8315億円で、全国産出額の3割近くを占める「わが国最大の畜産物供給基地」と紹介した。10年前の1.3倍に拡大しており、鹿児島県は全国の1割に相当する3227億円だった。

 畜種別で鹿児島県は肉用牛と豚、ブロイラーの産出額が全国トップ。肉用牛は1278億円で、20年前の1999年の2.2倍だった。豚は847億円で26%増、ブロイラーは695億円で73.8%伸びている。

 20年の九州の農林水産物・食品輸出額は前年比7.8%減の899億円で、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに減少した。牛肉は5.8%減の72億円、ブリが40.5%減の95億円となった一方、カンショは53.8%増の8億円に伸びた。

 19年の新規就農者は2881人。鹿児島県が733人で最も多く、長崎492人、熊本431人の順だった。全体の51%が雇用就農で、新規学卒は8%だった。導入から2年がたつ「特定技能」の在留資格で働く外国人は今年3月末時点で九州内に876人。鹿児島県は134人だった。

 事例紹介では、東南アジアにキャベツを中心に輸出する大吉農園(指宿市)や地理的表示(GI)保護制度に登録された「辺塚だいだい」のブランド展開を図る鹿児島きもつき農協(鹿屋市)、JGAP認証に取り組んだ片平農園(大崎町)を取り上げた。
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