2021/07/28 08:00

「全員で守る姿に感動した」 五輪ソフト日本優勝 金メダリスト誕生に故郷沸く

日本の金メダルを喜ぶ川畑瞳選手の父建一さん(右)と母さつきさん(同2人目)ら家族=27日午後10時6分、鹿児島市明和3丁目
日本の金メダルを喜ぶ川畑瞳選手の父建一さん(右)と母さつきさん(同2人目)ら家族=27日午後10時6分、鹿児島市明和3丁目
 東京五輪ソフトボール日本代表の川畑瞳選手(25)の家族や母校・神村学園の生徒らは27日夜、決勝の米国戦をテレビで見守った。2-0の接戦で宿敵を下して金メダルが決まった瞬間、喜びを爆発させて感極まった。

 父建一さん(55)と母さつきさん(58)、兄勇樹さん(30)夫妻らは鹿児島市の実家で、日本代表の赤いユニホームや川畑選手が所属するデンソーのTシャツ姿で応援。日本が4回に先制点、5回に追加点を奪うと歓声を上げ、万歳した。

 最終回の7回表に川畑選手が代打で登場。「行け、瞳」と一層力が入った。空振り三振に倒れたが「よく振った」とねぎらった。

 7回裏、上野由岐子投手が最後の打者を打ち取ると、川畑選手は真っ先にベンチから飛び出し、歓喜の輪に加わった。家族全員も立ち上がりハイタッチ。さつきさんや勇樹さんはあふれる涙をハンカチで拭った。建一さんは「感無量。小さな頃から夢見た舞台に、憧れの上野選手と一緒に立てたことが一番よかった」とたたえた。

 いちき串木野市の神村学園では、高等部の女子ソフトボール部員ら約50人が寮の食堂で試合を観戦。スティックバルーンを打ち鳴らして応援した。キャプテンの久保初希さん(3年)は興奮気味に「先輩に金メダリストが生まれたのは誇り」。副キャプテンの松尾風佳さん(同)は「危ない場面でもチーム全員で守る姿に感動した」と涙を浮かべた。