2021/07/30 08:00

ワクチン接種「11月完了見通し」 鹿児島県 市町村への供給、8月後半は49%

 鹿児島県は29日、8月後半に国から県内市町村へ供給される米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン量は、市町村が求めた49%になると明らかにした。7月に始まった64歳以下へのワクチン供給は累計で希望量の半分以下だが、県は「国が示した10月までの供給が計画通りに進めば、11月中の希望者への接種完了は見込める」との考えを示した。

 8月16日から2週間で届くのは希望の17万1000人分(293箱)に対し、8万4000人分(143箱)。うち5万8000人分(99箱)は市町村の人口比に基づき供給され、残りは都道府県の裁量で配分する「調整枠」になる。

 供給量は7月前半が9万4000人分で、その前の2週間に比べ4分の3以下に急減した。19日からの後半は6万2000人分でさらに少ない。8月前半は8万2000人分。7、8月は希望が計74万5000人分だったのに対し、供給は32万2000人分になる。

 市町村では接種計画を遅らせたり、予約枠を縮小したりする動きが相次ぐ。県は接種が大きく遅れる自治体が出ないよう8月前半分から配分を調整。後半は人口比分の99箱は市町村ごとに試算した不足量に基づき配分し、残り44箱は接種態勢に応じた必要量を配る。

 国は21日、10月上旬までに職場接種などで使われる米モデルナ製と合わせ、対象になる12歳以上の8割が接種できる量を供給する方針を示した。県新型コロナウイルス感染症対策室の高田弘信室長は「希望者が8割程度であれば、11月末までの接種完了の時期が大きくずれ込むことはないのではないか」と話した。
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