2021/08/01 06:15

【コラム・聖火は見えたか】熱気帯びる沿道、観戦自粛の効果は

観戦自粛が呼びかけられる中、鉄人に沿道から声援を送る人々
観戦自粛が呼びかけられる中、鉄人に沿道から声援を送る人々
 31日朝、トライアスロン競技が行われた台場周辺の沿道は、大勢の観戦客で熱気を帯びていた。本当に緊急事態宣言下の街だろうか。観戦自粛を呼び掛けるボードを持ったスタッフが何人も立っていたが、誰も気にとめる様子はない。

 東京五輪はほとんどの競技が無観客となり、会場周辺への立ち入りも制限された。公道を走る競技は間近で見られる数少ない場だ。子どもと一緒だった男性(50)は「悩んだが、一生に一度の機会」とやってきた。

 大半の人がマスク着用などの対策はしていた。「頑張れ」と叫びながら日の丸の手旗を振る人や、各選手の国名を大合唱する集団-。選手もガッツポーズで応えた。

 今後、札幌で開催される競歩やマラソンも観戦自粛が呼び掛けられているが、果たして効果はいかほどか。レースが終わると、すぐに観衆は減り、静かになった。辺りには表彰式の音楽と、けたたましいセミの声だけが響いた。(常)
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