2021/08/04 12:35

【詳報】夏の甲子園 樟南、三重と初戦 鹿児島大会1失策 堅守から攻撃の流れ/左腕・西田 最速145キロの直球、変化球多彩

鹿児島大会決勝で鹿児島実を7―0で下し、5年ぶり20度目の優勝を決め喜ぶ樟南ナイン=鹿児島市の平和リース球場
鹿児島大会決勝で鹿児島実を7―0で下し、5年ぶり20度目の優勝を決め喜ぶ樟南ナイン=鹿児島市の平和リース球場
 第103回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、オンライン形式で開かれ、鹿児島県代表の樟南は第6日第3試合(14日午後1時開始予定)で、三重県代表の三重と初戦の2回戦を戦うことが決まった。

 大会は9日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。樟南は5年ぶり20度目、三重は7年ぶり13度目の出場となる。

〈樟南高校の横顔〉

 鹿児島大会は6試合でわずか1失策。伝統の堅守は健在で、守備から攻撃の流れをつくり、5年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。堅い守りで失点を抑えながら、ここぞという好機を確実に生かして競り勝つ展開を狙う。

 エース左腕西田は抜群の制球力を武器に、県大会6試合をほぼ1人で投げ切った。打者計176人に対し失点7、四死球5と安定感が光る。最速145キロの直球に加え、多彩な変化球をコーナーに投げ分け、簡単には崩れない。

 捕手長澤は、難しい球の捕球やバント処理に自信を持ち、インサイドワークにも秀でる。バッテリーで頭脳的な配球を組み立て、相手打線を封じる。

 守備は、実戦を想定した練習に多くの時間を費やしてきた。遊撃手の尾崎は「二遊間の守りには自信を持っている」と胸を張る。投手の配球に合わせて守備位置を微妙に変えるなど、隙のない守りが全選手に浸透している。

 チーム打率は県大会6試合で3割6分2厘。打線は下位まで切れ目がない。打率4割5分を超える1番・町北は、1本塁打を含む5長打を放ち、勢いに乗る。小技もできる尾崎で好機を広げ、下池主将、麥生田らが走者を返す。西田は5割6分超と打撃センスも高い。50メートル5秒9の山口ら俊足選手が多いのも強みで、機動力を使った駆け引きで相手を揺さぶる。

 全国レベルの好投手の攻略は容易ではないため、守備で確実にアウトを積み上げる野球で臨む。下池主将は「県大会優勝という目標はかなえた。もう一つの目標は、甲子園で勝てるチームになること」と意気込む。山之口和也監督は「鹿児島代表として一つでも多く勝ち、県民に喜んでもらえる試合をしていきたい」と抱負を語った。

■無駄な失点防ぎたい

 樟南・山之口和也監督「6日目の試合だが、大会が始まれば雰囲気になじめる。準優勝の経験がある三重は、強力打線のイメージがある。守りを充実させ、少ない好機をものにしたい。ある程度打たれることを前提に、無駄な失点を防ぎたい」

■試合の入りを大事に

 樟南・下池翔夢主将「相手は投打ともに力がある。試合の入りを大事にして戦う。エース西田を中心に、伝統の堅く守り勝つ野球をしたい。日本一の目標へ、目の前の試合に全力で臨む。多くの人に応援してもらった。甲子園で恩返ししたい」

(結果詳細は南日本新聞でご覧になれます)

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