2021/08/07 09:30

馬毛島基地計画 防衛省が港湾イメージ図公表 大規模係留施設、「いずも」入港も想定

馬毛島
馬毛島
 西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地を計画する防衛省は6日、島内に整備する港湾施設のイメージ図を公表した。島東側に護衛艦などが接岸できる大規模な係留施設、仮設桟橋3本を予定。現時点の想定では、事実上の空母へ改修する海上自衛隊の護衛艦「いずも」型(1万9950トン)も入港できるとみられる。

 「いずも」型は「いずも」「かが」の2隻。全長248メートル、最大幅38メートル。短距離離陸や垂直着陸ができる最新鋭ステルス戦闘機F35Bの運用を想定する。

 係留施設は防波堤や桟橋、消波堤防からなり、人員・燃料の海上輸送や艦艇の停泊・補給が目的。南北を貫くメイン滑走路横の飛行場支援施設東側に位置し、沖合約1300メートルまで伸びる計画だ。

 仮設桟橋は北東部に500メートルと700メートルを1本ずつ、係留施設近くにも700メートル規模を設ける。施設建設工事で使う資機材の搬入にも使われ、工事終了後に撤去する方針。

 同省は係留施設の詳細な規模や形状について「ボーリング調査、手続きを進める環境影響評価(アセス)の結果を踏まえ、最終決定する」と説明した。

 馬毛島への基地整備計画を巡っては、鹿児島県の塩田康一知事が7月29日、環境アセスの調査手法などを示した「方法書」に対する意見を同省に提出。港湾施設の配置や規模などが載っていないとして、アセス結果を伝える次段階の「準備書」に記載することなどを求めた。
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