2021/08/14 07:05

県民に外出自粛要請 知事「命守る行動を」 県独自の緊急事態宣言 霧島市、徳之島3町に時短要請 県有施設は原則休館 新型コロナ・鹿児島

県独自の緊急事態宣言発令について説明する塩田康一知事=13日、鹿児島県庁
県独自の緊急事態宣言発令について説明する塩田康一知事=13日、鹿児島県庁
 鹿児島県は13日、新型コロナウイルスの感染急拡大に歯止めがかからないとして、警戒基準を最高レベルの「ステージ4(感染者爆発的拡大)」に初めて引き上げ、新たに県独自の「緊急事態宣言」を発令した。県民には不要不急の外出自粛や県外との往来延期、来県の中止などを求める。県内では同日、新規感染者が158人確認され、3日連続で最多を更新。飲食店への営業時間短縮要請は、霧島市と徳之島の3町にも16日から拡大する。

 医療現場から要望のあった「まん延防止等重点措置」については営業時間短縮効果の見極めなど政府のハードルが高く、現時点での適用要請を見送った。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は41.96人(12日時点)など警戒基準の主要7項目のうち4項目がステージ4に該当。県は入院病床を33床増の458床確保したほか、804室ある宿泊療養施設は100室以上増やし、医療体制の強化を急ぐ。

 緊急事態宣言の発令は31日まで。塩田康一知事は会見し、医療体制の危機が迫っているとして「正念場だ。大変危険な状況と強く自覚し、自分や家族の命を守る行動を取ってほしい」と訴えた。

 感染者が急増する霧島市と徳之島町、天城町、伊仙町の飲食店への時短要請は29日まで。対象は2000店。時短に応じた場合、時短要請中の鹿児島市や種子島1市2町と同様に協力金を支払う。中小企業は売上高に応じ1店舗当たり35万~105万円。時短対象は3市5町で計9500店となり、県全体の5割の飲食店が影響を受ける。22日までの鹿児島市などへの要請は推移を見極める。大規模施設の時短要請は「商業施設での感染者が多くない」として見送った。

 県有施設は一部を除き原則休館。利用制限は45カ所で14日から31日まで。予約済みの催しは利用可能だが、新規受付は停止する。図書館の利用や美術館の常設展示の鑑賞、屋外の無料施設は感染リスクが低いとして利用を認める。
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