2021/09/06 21:30

休館中は「おうちミュージアム」 HPで子ども向け朗読や塗り絵、からくり動画 かごしま近代文学館・メルヘン館

近代文学館「おうちミュージアム」の朗読ライブ
近代文学館「おうちミュージアム」の朗読ライブ
 新型コロナウイルス下で9月12日まで休館中のかごしま近代文学館・メルヘン館(鹿児島市城山町)は、ホームページ(HP)上で楽しめる「おうちミュージアム」に力を入れている。塗り絵やクイズ、朗読など、子どもが楽しめるメニューを少しずつ増やしている。

 立ち上げたのは、2020年4月の臨時休館中。「館のことをもっと知ってもらいたい」と嘱託職員の大重愛菜さん(27)が担ってきた。文学作品を扱う性質上、壁となるのが著作権。「著作権をクリアしながら内容を考えるのが大変だった」と明かす。

 市が毎年公募している「子どもたちに聞かせたい創作童話」の入賞作朗読や、死後70年を迎えた林芙美子「放浪記」の朗読ライブは同館ならではのメニューだ。マスコットキャラクターの塗り絵や文学館クイズ、館所有のからくり人形「椅子乗り」「ハープ弾き」の実演動画も楽しい。

 開館中に実施しているワークショップ「みんなの原稿用紙」も、自宅で印刷できる。写真を見て動物や虫の気持ちを考える「どんな気持ち?」、風景写真に詩を添える「ひとこと詩人」、文章を交代でつなげて物語を展開する「お話のリレー」と家族で楽しめる内容が充実する。

 大重さんは「文学館は大人だけでなく子どもも楽しめる。おうちミュージアムが、来館するきっかけになってほしい」と話す。

 上山佳子館長は全国の「おうちミュージアム」を紹介するページも推す。「いろんな楽しみの入り口。全国の情報に触れて楽しんでもらえれば」

 同館ホームページ=https://www.k-kb.or.jp/kinmeru/
広告