「時間を間違えた」検察官が遅刻 開廷15分遅れる 鹿児島地裁

 2021/09/02 06:30
 鹿児島地裁で1日あった判決公判に鹿児島地検の検察官が遅刻し、開廷が約15分遅れた。鹿地検は「業務予定の把握が不十分で、時間を間違えた」と釈明した。

 刑事訴訟法は公判を開く要件に裁判官と書記官、検察官の出席を規定している。

 開廷が遅れたのは詐欺事件の公判。午後1時30分に始まる予定で、裁判官や書記官、被告らは出廷していた。検察官の到着を待ち、被告に執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。

 弁護士によると、被告は遅れている理由が分からず不安げだったという。弁護士は「期日が延期になったりすれば、被告に大きな不利益になる。気をつけてもらいたい」と指摘した。