2021/09/21 09:30

全国ここだけ 大島紬のお守り 手作りのえと 来年の「寅」は400個 鹿児島県護国神社

これまでに作ったえとのお守り=鹿児島市
これまでに作ったえとのお守り=鹿児島市
 鹿児島市に、神社のお守りをデザインし、手作りしている女性がいる。商品企画デザイナーの田口まゆみさん(47)は「大島紬を使って、鹿児島県ならではの物を作りたい」と2012年、えとのお守りを発案。13年から県護国神社(草牟田2丁目)で頒布しており「形や色がかわいい」「気軽に大島紬を身に付けられる」と人気を集めている。

 田口さんは通信販売などの「押し絵・手作りキット」のデザインを考案している。押し絵は、絵柄を部分ごとに和紙や布でくるみ、貼り重ねた立体的な作品。えとのお守りは本業の技術と知識を生かした形だ。

 来年の「寅(とら)」のデザインも決まり、今秋から製作に取りかかる。作業は、型紙に沿って白大島紬の生地を切り取り、接着剤で貼っていく。「すべて手作業なので、表情もそれぞれ微妙に違う。そんな所も見比べてくれればうれしい」と笑う。

 初めて手掛けた巳(み)年のヘビは100個を製作。その後徐々に人気が高まっており、寅は400個作る予定だ。神職の松田美裕貴さんは「大島紬のお守りは全国唯一とあって、元旦で売り切れる時もある」。田口さんは「鹿児島の伝統工芸品を、大勢に知ってもらうきっかけになればうれしい」と力を込める。

 えとのお守りは初穂料1300円前後で頒布する予定。
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