2021/09/04 09:30

所得計算をミス 107世帯1310万円過徴収、12世帯107万円未徴収 鹿児島・鹿屋市

南日本新聞ニュース
 鹿屋市は3日、畜産農家が2012~20年度に病院などで医療費を支払う際に総所得金額の算定を誤り、記録が残る5年分で、119世帯に誤徴収があったと発表した。107世帯から計約1310万円を過徴収、12世帯の計約107万円を徴収していなかった。地方自治法が定める時効消滅前の過去5年分について、追徴と還付の手続きをする。

 市によると、12年度に医療保険の電算システムを更新した際、肉用牛の売却所得を総所得金額に加算する計算式の設定を担当課と業者が誤った。国民健康保険と後期高齢者医療保険の窓口負担割合の判定が異なっていた。1人当たりの過徴収が最大約55万円、徴収不足が約34万円だった。

 今年2月、県外で同様の事例があったため点検したところ、5月にミスが分かった。市は「設定後の確認も不十分だった」としている。

 地方自治法では5年を過ぎると、時効となる。市は、資料の保管期限が過ぎた12~15年度分は誤徴収を確認できないとし「請求があれば個別対応を検討する」とした。「大変ご迷惑を掛け、深くおわびする。職員によるチェック体制を強化して再発防止する」と陳謝した。
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