2021/09/12 12:30

水田に入り込み稲の生育に影響…特定外来生物オオフサモにご用心 「見つけたらすぐ駆除を」

水田に侵入したオオフサモを持つ窪健一さん=志布志市志布志
水田に侵入したオオフサモを持つ窪健一さん=志布志市志布志
 特定外来生物のオオフサモが志布志市内で繁殖し、環境省環境カウンセラーで県外来動植物対策推進員の窪健一さん(72)=同市志布志=が調査に取り組んでいる。「水田に入り込み、稲の生育にも影響を与える」と警鐘を鳴らし、駆除の必要性を訴えている。

 南米原産の水生植物で、県内では離島を含む各地で見られる。国内では雌株のみで種子繁殖はしない。水中、水面で広がって川や水路の流れを阻害、魚道にも影響を及ぼす。

 志布志市では安楽川から高下谷湧水池一帯など広い範囲で育ち、水路を通じて水田に侵入し、繁殖するケースも目立っている。

 窪さんは独自に水田内の生育拡大状況を調査。8月中旬には県や市、市議などを案内し合同調査や現地説明会を開催した。その後も市内各地で繁殖の実態を調べている。

 市も窪さんの調査をもとに市内の2地区で、抜き取りを呼び掛ける啓発看板を設置。高下谷湧水池で駆除作業にも取り組み始めた。市民環境課は「今後、湧水池のゲートに網をかぶせ流出しないような対応をしたい」と説明している。

 窪さんは「オオフサモを見たらすみやかに駆除してほしい。その際には発生区域外に流出しないよう注意し、抜き取る際は根や茎を残さないでほしい」と呼び掛けている。
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