2021/09/09 12:20

離島の急患搬送 陸海空自衛隊でカバー 防衛省検討 新田原、高遊原も対応 鹿屋分遣隊廃止受け

海上自衛隊鹿屋航空基地のSH60K哨戒機
海上自衛隊鹿屋航空基地のSH60K哨戒機
 夜間や悪天候時に離島の急患搬送を担う海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)内の第22航空隊鹿屋航空分遣隊(約50人)が2022年度末に廃止される計画を巡り、防衛省九州防衛局は8日、鹿屋基地に加え空自新田原基地(宮崎県)、陸自高遊原分屯地(熊本県)など3自衛隊共同でカバーする体制を検討していると明らかにした。

 防衛局によると、鹿屋基地所属の哨戒ヘリコプターSH60Kや、新田原の救難ヘリUH60J、高遊原や陸自那覇駐屯地(沖縄県)の大型輸送ヘリCH47などの活用を想定。報道官は「引き続き適切に対応できる体制を考えている」と説明した。

 分遣隊廃止は、部隊運用の効率化に向け、鹿屋基地に数機配備されている救難ヘリUH60Jが22年度内に除籍されるため。現在も徳之島や沖永良部島、与論島などの急患は那覇駐屯地内の部隊が対応しており、県消防保安課によると、20年は100人を沖縄や奄美に搬送した。

 同課は「切れ目なく搬送体制が維持されるよう、今後も要望を続ける」としている。
広告