新型コロナ 鹿児島で8月以降17人死亡 20代1人、ワクチン2回接種後の高齢者も1人 自宅待機中に容体急変、入院後死亡は2人 県「対応に問題ない」

 2021/09/10 07:42
 鹿児島県は9日、新型コロナウイルスに感染し、8月以降に死亡した県内17人のうち、65歳以上の高齢者1人がワクチンを2回接種後に感染する「ブレークスルー感染」で死亡したと明らかにした。重症化リスクがある基礎疾患の有無や性別、死因は非公表。

 これとは別に2人が自宅待機中に容体が急変後、医療機関で亡くなったことも判明。県は「容体急変後、30〜40分で病院に運ばれ、宿泊療養施設にも空きがある状況だった。入院・入所待ちで自宅待機していたわけではない」とし「対応に問題はなかった」との認識を示した。待機期間はいずれも2、3日だったという。

 また、県内17人のうち1人は20代だったと明らかにした。基礎疾患の有無やワクチン接種の状況、死因は公表していない。厚生労働省によると、全国の死者は1万3974人(8日夕時点の速報値)で20代は17人のみ。

 県内の死者は感染爆発した8月に入り相次いでおり、県は感染力が強いデルタ株のまん延が要因とみる。17人を年代別でみると、20代1人、60代3人、70代6人、80代4人、90代以上3人で、男性10人、女性7人。新型コロナが死因となったのは7人、コロナ以外は10人だった。多くの人に高血圧など基礎疾患があったという。

 県と鹿児島市は、死者の個別の年代や性別、死因などは「遺族の意向」として非公表とするケースが多い。県くらし保健福祉部は「今後も遺族の同意が得られなければ個別の公表はしない。2、3カ月のスパンで県内の統計データとして示したい」とした。
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