コロナ禍 休館期間の有意義な活用 竪穴式住居をいぶす 霧島縄文の森

 2021/09/10 12:02
竪穴式住居の内部をいぶす職員=霧島市の上野原縄文の森
竪穴式住居の内部をいぶす職員=霧島市の上野原縄文の森
 新型コロナウイルスの感染拡大で、霧島市の上野原縄文の森は8月20日から屋内施設を休館している。職員の手が空いたこの機に、屋外に復元展示されている竪穴式住居群の薫蒸や、体験学習館の掃除に大忙しだ。

 竪穴式住居の薫蒸は、かやについた虫の駆除と、かやぶきの保存性を高めるのが目的。9月7日、8棟ある竪穴式住居のうち6棟の内部で火をおこしていぶす作業を、職員13人がつきっきりで行った。連穴土坑の中にたまった落ち葉や枯れ木も、焼やして乾燥させた。

 9月第1週には、土器やアクセサリー作りができる体験学習館を片づけた。平年は大掃除に1日しか取れないが、今回の休館期間には1週間以上確保できたという。収納棚につけるカーテンは20年ぶりに新調。在庫が少なくなっていた色つけ体験用の埴輪(はにわ)作りにも取り組めた。

 さらに、職員向けに接客対応の研修もして再開に備える。関明恵事業課長は「夏休みの書き入れ時に閉園となったのはマイナスだが、通常業務に追われて満足にできなかった作業に専念する有意義な期間となっている」と話した。
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