2021/09/10 09:30

陸上自衛隊、15日から大演習 28年ぶり全部隊10万人参加 対中国を念頭、霧島・湧水でも展開

2021年5月、陸上自衛隊霧島演習場で実施された日米仏共同訓練
2021年5月、陸上自衛隊霧島演習場で実施された日米仏共同訓練
 陸上自衛隊は9日、全国の全ての部隊を対象にした大規模な実動演習を9月15日~11月下旬に実施すると発表した。1993年以来28年ぶりで、隊員約10万人が参加する見通しだ。鹿児島県を含む九州の演習場などに北海道や東北、四国の部隊を展開。海洋進出を強める中国を念頭に、運用の実効性や抑止・対処力を高め、南西地域の防衛力強化を図るとみられる。

 地元説明などによると、霧島演習場(湧水町、えびの市)、福山演習場(霧島市)、国分駐屯地(同)、えびの駐屯地(えびの市)に9月下旬、中部方面隊第14旅団(香川県)の約3100人、車両約800台が展開する予定。

 陸上幕僚監部によると、大演習には陸自の車両約2万台、航空機約120機が参加予定。作戦の準備段階を重視し、出動時の食料積み込み、隊員や装備品の輸送、予備自衛官の招集、通信基盤構築などを訓練する。民間フェリーの活用や、海自、空自、在日米陸軍の支援も受ける。

 九州では第14旅団に加え、北海道と東北の師団が陸路や海路で機動展開訓練をする。

 新型コロナウイルス感染防止に向け、隊員には参加前の行動履歴を作成させ、PCR検査を実施するなど対策を徹底する。
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