2021/09/13 08:30

紛争地にいる。助けてほしい… LINEで届いた55万円の振り込み依頼 応対の行員「国際ロマンス詐欺」を見抜く

末廣政春署長(右)から感謝状を送られた眞形綾子さん(中央)と川越弘敦支店長=徳之島警察署
末廣政春署長(右)から感謝状を送られた眞形綾子さん(中央)と川越弘敦支店長=徳之島警察署
 徳之島警察署は7日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、鹿児島銀行徳之島支店と窓口担当の眞形綾子さん(51)に感謝状を贈った。

 署によると、6月22日に30代女性が現金自動預払機(ATM)で自身の口座から55万円を送金しようとしたが、利用限度額を超えるため操作できず、窓口での振り込みに変更。応対した眞形さんが詐欺に気づいた。

 送金の理由について女性は「海外の紛争地にいる友人から『お金がなくて帰国できない。助けてほしい』と、無料通信アプリ(LINE)を通じて連絡が入った」と説明した。

 眞形さんは、外国人を装って相手に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る「国際ロマンス詐欺」の手口に似ており、送金先が個人でなく運送会社名義であることから、詐欺の可能性が高いと判断。女性を説得し、上司らと相談して通報した。

 末廣政春署長から、川越弘敦支店長とともに感謝状を受けた眞形さんは「お客さまに『これは、どういうお金ですか?』と尋ねるのは、詐欺被害を減らすため。面倒くさいと思わず、協力してほしい」と話した。
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