2021/09/13 21:00

ビックリ顔は鮮度の証し 一本釣り、急速凍結の1級品「B1カツオ」 鹿児島・枕崎

口を開けた状態で凍った「ビックリカツオ」=枕崎市立神本町の市かつお公社
口を開けた状態で凍った「ビックリカツオ」=枕崎市立神本町の市かつお公社
 鹿児島県の薩摩半島南部は三方を海に囲まれ、水産業が盛んだ。中でも枕崎といえばカツオ。有名なのは生産量日本一のかつお節だが、生食用の遠洋ものも水揚げされる。

 太平洋で一本釣りし、船内で急速凍結される。マイナス20度にもなる冷凍技術「ブライン凍結」の1級品という意味から、「B1(ビーワン)カツオ」の名で知られる。

 別名「ビックリカツオ」。生きたまま驚いたように口を開けて凍るため、こう呼ばれる。高い鮮度の証しだ。

 枕崎市かつお公社はたたきや刺し身の製造に力を入れる。たたきは、B1カツオを低温処理室でカット。中は凍ったまま、香り良く短時間で表面を焼くため、高火力の炭火であぶる。

 真空包装後、再び急速冷凍し、鮮度を保っている。加工場は店舗に隣接し、真っ白に凍ったカツオを切る様子などをガラス越しに見学できる。

 お勧めは、たたきを県産ユズの果汁に漬けた「ゆず香り焼き」。ふるさと納税の返礼品としても人気が高い。

 松野下鹿哉専務(68)は「かつお節以外のカツオ製品で、枕崎の名を全国にPRしたい」と語る。

 公社では、昨年コロナ禍で見送った45周年セールを9月15日まで開催中。最大45%引きで販売する。
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