2021/09/13 13:50

鹿児島市の高校 8校が体育祭中止 コロナ まん延防止措置延長

 新型コロナウイルス「まん延防止等重点措置」対策強化区域の延長が決まった鹿児島市内の高校23校中8校が今秋予定していた体育祭・体育大会の中止を決めたことが10日、南日本新聞の調べで分かった。生徒らは「残念」「学校も難しい判断だったのでは」と複雑な心境をのぞかせた。

 中止を決めたのは、甲南、鹿児島中央、武岡台、鹿児島東、鹿児島女子、鹿児島商業、鹿児島純心女子、鹿児島情報。いずれも当初は、12日までの最初の重点措置期間中に開催を予定していた。

 そのほか、延期は4校、延期か中止かを検討中が5校、当初通りの実施予定は2校。4校は1学期に実施済み。

 武岡台と鹿女、鹿商は、受験勉強や就職活動への影響、練習時間確保の難しさを考慮。甲南、鹿中央、鹿純心は、いったん9月半ば以降への延期を決めたが、30日までの重点措置延長が決まったのを受けて断念した。鹿東は例年、合同で実施する鹿児島高等特別支援学校との調整がつかなかったという。

 鹿情報は中止した代わりに、3年生対象のスポーツイベントを10月に計画。栗毛野信一副校長は「関西への修学旅行も県内の日帰りになるなど、思い出に残るような行事が少ない。楽しめる催しを考えたい」と話す。

 検討中の高校も、代わりとなる催しを含めて模索。延期校は、時間を短くしたり、観覧は3年生の保護者限定や無観客としたりと感染対策に気を配る。

 中止する高校の生徒らは無念さを訴えた。10日朝、校内放送で中止を知った鹿中央3年の山田彩夏さんは「体育祭がモチベーションになっていたのでつらい。先生方も苦渋の決断だったと思う」。別の高校の2年女子も「思い出になるはずの行事がどんどんなくなっているのが残念」と話した。
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