2021/09/14 12:05

鹿児島県内の景況 7~9月期依然マイナス コロナ第5波響く 鹿児島財務事務所

 鹿児島財務事務所は13日、県内の7~9月期の法人企業景気予測調査を発表した。景況判断指数(BSI)は、全産業で前期(4~6月期)から3.5ポイント改善のマイナス5.3だった。マイナス幅は縮小したものの、新型コロナウイルス第5波拡大に伴う県独自の緊急事態宣言などが響き、プラスに転じると期待していた前期の見通しには届かなかった。

 製造業はプラス8.7だった。世界的な半導体需要や今後の公共事業の増加を見込む声があり0.7ポイント改善した。非製造業はマイナス8.9で5.4ポイント上昇したが、各種イベント中止などコロナの影響は続いている。

 規模別では、大企業が4.8ポイント改善のプラス4.8。中小企業は10.1ポイント改善のマイナス7.8だった。

 全産業の10~12月期は、ワクチン普及への期待から0.0とさらに改善する見通し。一方で、感染状況が読めないとして「不明」と答えた企業も2割近くあった。

 鹿児島財務事務所は「ワクチン接種は進んでいるものの、(景気回復は)期待していたほどの状況ではないとの声もある。コロナの影響は企業で濃淡があり、引き続き注視する必要がある」と指摘した。

 調査は、資本金1000万円以上の法人企業113社に8月15日時点で景況判断を尋ねた。