2021/09/21 22:15

中秋の名月、わら装束で豊作祈る「ソラヨイ」 鹿児島・知覧で十五夜行事

満月の下、神秘的な踊りを披露する子どもたち=21日午後7時半、南九州市知覧町永里の中福良小学校
満月の下、神秘的な踊りを披露する子どもたち=21日午後7時半、南九州市知覧町永里の中福良小学校
 国重要無形民俗文化財「南薩摩の十五夜行事」の一つ、「ソラヨイ」が21日夜、南九州市知覧であった。中福良小学校の校庭では中秋の名月の下、わら装束姿の小学生18人が輪になり、収穫に感謝し豊作を祈る踊りを披露。住民らの温かい拍手を浴びた。国立天文台によるとこの日は満月で、中秋の名月と重なるのは2013年以来8年ぶり。

 会場中央に立つわら製の山傘を囲んで回り、「それは良い」を意味する「ソラヨイ」の掛け声に合わせ、相撲の四股に似た動きで地面を踏みしめた。本来はふんどしを締めた男子が踊るが、踊り手を確保するため、着衣と女子の参加も近年認めている。

 新型コロナウイルス感染防止で関連行事の相撲と綱引きはしなかった。同校6年の山村悠斗君は「古里の行事なので一生懸命頑張った。練習より大きな声を出せて良かった」と話した。