2021/09/22 12:15

早くもおせち料理商戦 予約前倒し、コロナ巣ごもり需要狙う 高額、個食も充実

昨年売り上げが好調で、今年も販売する10万円の三段重(城山ホテル鹿児島提供)
昨年売り上げが好調で、今年も販売する10万円の三段重(城山ホテル鹿児島提供)
 鹿児島県内で、おせち料理商戦が例年より早く始まっている。新型コロナウイルス下で今シーズンも巣ごもり需要は高いと見込み、ホテルや百貨店は予約の受け付けを前倒しした。少人数向けの商品を充実させる動きもある。

 城山ホテル鹿児島(鹿児島市)は、例年より1カ月早い9月1日から受け付けを開始。2020年の販売数は19年比で6割増と大幅に伸びたため、旺盛な需要を取り込もうと前倒しを決めた。10月末までの支払いで5%割り引く特典も付ける。

 昨年ラインアップに加えた10万円の三段重は売れ行きが好調だったため、今年も準備。吉岡栄一マーケティング部長は「ハレの日に少しでもぜいたくしたいというニーズは高い」と期待する。

 山形屋(同市)は9月29日から、店頭や通信販売で予約を受け付ける。「昨年の注文の出足を踏まえ、県外の各百貨店に合わせ20日ほど早めた」と食品仕入部の阿久根ひとみ係長。

 一人前の5000円台から10万円を超えるものまで200種近くをそろえる。中でも1人一重で取り分ける必要がない「個食」タイプを昨年の3品から8品に増やした。阿久根係長は「取り分け時の感染予防のほか、帰省自粛や親族の集まりを縮小する動きなどに対応した」と説明する。

 明和食品(同市)も昨年は巣ごもり需要を受け、5000~6000円の1~2人向け一段重の販売が1割伸びた。予約開始は従来通り11月を想定しているが、川辺篤史専務は「今年は二、三段重も含め全体の製造数を増やしたい」と話す。
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