「飲酒運転無くそうと、代行運転手になった父の命は奪われた」 危険運転の被告に遺族怒り 鹿児島地裁

 2021/09/30 11:15
 霧島市隼人の交差点で3月、軽乗用車に衝突し2人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた伊佐市大口里、建築作業員の男(22)の裁判員裁判第2回公判が29日、鹿児島地裁(中田幹人裁判長)であった。死亡した男性の遺族が出廷し、飲酒運転への怒りと再発防止を訴えた。

 遺族は意見陳述で、「飲酒運転を無くしたいと代行運転手をしていた父の命が、無謀な運転で奪われた。一生忘れずに反省してほしい」と訴えた。

 被告人質問では男が赤信号を確認しながら加速して交差点に進入したことを認め、「夜で車が来ないだろうと思った。衝突直前で気づいたが間に合わなかった」と答えた。30日の論告・弁論を経て結審し、10月4日に判決の予定。