危険運転致死傷の被告に懲役9年判決 酒気帯び、時速90キロ、赤信号無視し交差点へ 鹿児島地裁

 2021/10/05 09:55
 霧島市隼人の交差点で3月、軽乗用車に衝突し2人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた伊佐市大口里、建築作業員の被告(22)の裁判員裁判判決公判が4日、鹿児島地裁であり、中田幹人裁判長は懲役9年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 中田裁判長は判決理由で「酒気帯びの状態で時速約90キロで走行し、赤信号を無視して交差点に進行したのは極めて危険。動機や経緯に酌量の余地はなく、同種事案の中で中程度から重い部類に属する」と述べた。

 判決によると、被告は3月13日午前1時20分ごろ、酒気帯び運転で乗用車を運転し、霧島市隼人町神宮3丁目の交差点に進入。軽乗用車と出合い頭に衝突し、運転していた同市牧園町宿窪田、会社員男性(53)を頭蓋骨多発骨折などで死亡させ、軽乗用車に同乗の50代男性に頭蓋骨骨折など加療1カ月のけがを負わせた。
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