2度延期のイプシロン 25日のH2A打ち上げ後に日程調整

 2021/10/09 10:00
イプシロンロケット5号機=7日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所
イプシロンロケット5号機=7日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、地上レーダー設備の不具合などで2度延期した固体燃料ロケット「イプシロン」5号機の内之浦宇宙空間観測所(肝付町)からの打ち上げ日程を、種子島宇宙センター(南種子町)で25日予定するH2Aロケット44号機打ち上げ後に設定すると発表した。当面の天候が悪く、両機の打ち上げ時に共通の設備を使うことが理由。

 JAXAによると、両機はロケットの位置や速度などを測定するレーダー、高速度カメラを共用。いずれも通常は同センターにあり、内之浦での打ち上げ時に移動させていた。既に射場準備が進んでいるH2Aを優先させる判断をした。

 5号機の打ち上げは当初1日を予定。ケーブル接続部の緩みと接触不良のため地上レーダー設備に誤った情報が表示され、発射約19秒前に緊急停止。7日は上空の強風や風向きなどの影響で発射約20分前に中止となった。

 全長26メートル、重さ約96トン。鹿児島工業高等専門学校ら全国の高専10校が共同開発した衛星など最多9衛星を載せる。初号機から4機連続で打ち上げに成功している。