2021/10/14 06:30

砂浜11キロを埋め尽くす大量の軽石 1200キロ東、海底火山から漂流? 鹿児島・喜界島

砂浜に大量に漂着した軽石=13日午後4時すぎ、喜界町志戸桶(伊地知告協力員提供)
砂浜に大量に漂着した軽石=13日午後4時すぎ、喜界町志戸桶(伊地知告協力員提供)
 喜界島の太平洋に面した東側海岸に大量の軽石が漂着しているのが13日までに見つかった。島から東に約1200キロ離れた小笠原諸島・硫黄島近海の海底火山「福徳岡ノ場」で8月中旬に噴火が発生しており、噴出した軽石が海流に乗って流れ着いたとみられる。

 住民が10日に見つけ、喜界島サンゴ礁科学研究所が東側海岸沿いの11キロにわたって1〜15センチの軽石が漂着しているのを確認した。志戸桶の砂浜は、波打ち際を軽石がすっぽりと覆い、鈴木倫太郎研究員は「長い距離を漂い、これだけ大量に打ち上げられるとは」と驚く。奄美大島の東側海岸でも12日に見つかった。

 鹿児島地方気象台は海流のほか、太平洋高気圧の影響で8月から続いた東からの風も要因とみている。1986年1月に噴火した際も、4〜8月に琉球列島や四国の海岸に漂着しているのが確認されたという。

 奄美海上保安部は軽石が船舶のエンジン冷却装置の吸水口に詰まり、故障につながる可能性があるとして、漁協やフェリー会社に注意を呼び掛けている。
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