中2の射手 悪疫退散の矢 勇壮に 900年の歴史 高山流鏑馬 鹿児島

 2021/10/18 10:20
馬上から的に矢を放つ松元結希さん=肝付町の四十九所神社前
馬上から的に矢を放つ松元結希さん=肝付町の四十九所神社前
 約900年の歴史がある「高山流鏑馬(やぶさめ)」が17日、肝付町新富の四十九所神社に奉納された。射手の国見中学校2年松元結希さんが勇壮に駆け、「末広がりで最も良い結果」とされる9本中8本の矢を的中させた。

 五穀豊穣(ほうじょう)や悪疫退散を祈る神事で、県の無形民俗文化財。松元さんは色彩豊かな綾藺笠(あやいがさ)と紫色の狩衣(かりぎぬ)を身に着け、「流星号」にまたがり馬場約330メートルを3回駆けた。8本目まで命中させ、最後は的に当たらないように矢を放った。

 松元さんは「しっかりと乗りこなせて楽しかった。人前に出るのが苦手だったけど、克服できたかな」と笑顔を見せた。

 新型コロナウイルス対策で昨年に続き無観客で開催した。会場の外から見守った鹿児島市の向陽小4年野尻野基生君は「かっこよかった。たくさん当たってうれしかった」と喜んだ。