〈衆院選鹿児島2区の情勢〉自民、共産、無所属候補が三つどもえ

 2021/10/20 12:25
 19日公示の衆院選で、鹿児島県の4選挙区は1、3区に各2人、2、4区に各3人の計10人が立候補した。前職4人を擁立し組織戦で保守王国の維持を図る自民に対し、立民、共産、社民は候補者を一本化。初めて全選挙区で共通政策を掲げた統一候補が対峙(たいじ)する。鹿児島2区の構図をまとめた。

 自民前職で4期目を目指す金子万寿夫氏(74)、元県議で共産新人の松崎真琴氏(63)、元知事で無所属新人の三反園訓氏(63)の三つどもえの争い。保守票の争奪戦を繰り広げる前職と元知事に、元県議が割って入れるか。

 金子氏を支える強固な組織は選挙態勢を整え、確実な票が見込める公明の推薦も受けた。従来になく地域に張り付き、公示直前も郷里の奄美に入った。地方が輝く政策を掲げ自公政権継続を訴える。

 松崎氏は県議16年の実績を強調する。新型コロナを巡る政権の迷走を批判しつつ、憲法9条堅持など野党の共通政策への理解を求める。念願の政権交代へ反自公勢力結集の働き掛けを強めている。

 1人で活動してきた三反園氏は、これまで表に出なかった自民党員らが選挙戦を支える。昨夏の知事退任後に始めたつじ立ちは日を追うごとに反応が良くなり、無党派への浸透にも手応えをつかむ。