〈衆院選鹿児島3区の情勢〉混戦模様 前職と元職の一騎打ち

 2021/10/20 12:40
 19日公示の衆院選で、鹿児島県の4選挙区は1、3区に各2人、2、4区に各3人の計10人が立候補した。前職4人を擁立し組織戦で保守王国の維持を図る自民に対し、立民、共産、社民は候補者を一本化。初めて全選挙区で共通政策を掲げた統一候補が対峙(たいじ)する。鹿児島3区の構図をまとめた。

 自民前職の小里泰弘氏(63)と立民元職の野間健氏(63)が相まみえる。事実上の一騎打ちとなった前回は小里氏が約1万2000票差で制したが、混戦の様相だ。

 区割り変更で旧4区から国替えした小里氏は、全域に約300の後援会を張り巡らせた。大票田の薩摩川内市を中心に、全7市の市議団後援会や女性部、青年行動隊などの組織戦で票固めに躍起となっている。前回は自主投票だった京セラ労働組合(組合員約3000人)から推薦が得られ、陣営にとって好材料となっている。

 野間氏は4年間、草の根活動を続けてきた。旧4区での知名度は高まりつつあり、後援会も全10市町に整えた。野党共闘により、共産票約1万票の行方も注目だ。薩摩川内市に次ぐ票田の姶良市では、小里氏と距離を置く溝口宏二元県議会議長(故人)の支持者らの協力を受ける。今回も連合鹿児島が推薦、労組票にも期待する。
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